テーマカラーと暦のバックナンバー

二十四節気

事務所カレンダーのページでは二十四節気ごとにテーマカラーと暦(七十二候や星空)を掲載しています。そのバックナンバーをまとめました。

啓蟄 ~ 宵の明星と水星、きぼう観察のチャンス多し!

七十二候

蟄虫啓戸、桃始笑、菜虫化蝶です。

星座~肉眼で挑戦!

「おおぐま座」が天空の中央に来る頃です。
「おおぐま座」の腰から尾を構成するのが北斗七星。
東の地平線を向いていた北斗七星は深夜になるにつれ南を向くようになり、その柄の曲線を伸ばしていくと地平線から上ってきた春の大曲線をなぞることができます。
まず「うしかい座」のアルクトゥールス、そして「おとめ座」のスピカです。
アルクトゥールスとスピカを三角形の底辺と見なして頂点方向に視線を動かすと「しし座」に至ります。
「しし座」では1等星レグルスが目立ちますが、その手前の2等星デネボラが春の大三角形の頂点の一つです。
春の大曲線が夜空の真ん中に来る頃、黄道(地上から見た太陽の通り道)をスピカから東へ辿ると「おとめ座」に続く「てんびん座」と「さそり座」を観察できます。
「さそり座」のアンタレスは1等星です。
「さそり座」のあたりが天の川ですが、私の自宅からは視認できません。

注目の夜空

「きぼう」チャンス多し! ~ 愛知県で「きぼう」を観察できるのは、3月6日5時26分に北西から南東へ、3月7日4時40分に北から東南東へ、3月11日19時41分に南西から西南西へ、3月12日18時53分に南西から東北東、3月14日18時54分に西南西から北北東へ、です。
短時間だったり低かったりと探せない可能性大の日時はありますが、列挙した日時は視認してからしっかり観察できます。

日没後に水星が見えるようになります。
2月25日は水星と土星が最も近くに見えます。
3月1日は月齢1.1の月と水星が最も近づきます。
3月2日は月齢2.1の月と金星が並びます。

時節

雨水とはいえ、この地にも北の雪が風に乗って流れてくることがあります。
晴れ間の陽射しは春本番。
入試の季節は天満宮の梅の花が象徴的です。
枝に密集して咲いている早咲きの紅梅は既に盛りを過ぎています。
今年が暖冬の証左。テーマカラーは紅梅色です。

雨水 ~ 水星観察のチャンス到来!きぼうの観察は受難

七十二候

土脉潤起、霞始靆、草木萌動です。

星座~肉眼で挑戦!

午後8時を今月の夜空と決めるなら、2時間ごとに1か月後の夜空になります。
午前零時は2か月後なので5月初旬の空になります。
この頃には「おおぐま座」を構成する北斗七星が天空の中央に来ます。
柄杓にもたとえられる星座の柄の曲線を伸ばしていくと春の大曲線となり、「うしかい座」のアルクトゥールスと「おとめ座」のスピカに辿れます。
アルクトゥールスとスピカを三角形の底辺と見なして頂点方向に視線を動かすと「しし座」に至ります。
「しし座」では1等星レグルスが目立ちますが、その手前の2等星デネボラが春の大三角形の頂点の一つです。
春の大曲線や春の大三角形が夜空の真ん中に来る頃、冬のダイヤモンドや冬の大三角形は西の方に追いやられます。
「しし座」のレグルスから辿るなら「こいぬ座」のプロキオン、右回りに「ふたご座」のボルックス、「ぎょしゃ座」のカペラ、「おうし座」のアルデバラン、「オリオン座」のリゲル、「おおいぬ座」のシリウスと容易に見つけられます。
「こいぬ座」のプロキオンと「おおいぬ座」のシリウスに「オリオン座」のペテルギウスが冬の大三角形ですがもうそろそろ見納めです。

注目の夜空

「きぼう」観察は受難の時期 ~ 愛知県で「きぼう」を高い位置で観察できる日はなく、3月2日5時16分に東から東北東へ、3月4日5時14分に北北西から東へ、いずれも空低く見えます。
短時間だったり低かったりと探せない可能性大の日時はありますが、列挙した日時は視認してからしっかり観察できます。

宵の明星の下方に水星が見えます、3月8日は水星が東方最大離角となるので最も見やすい日です。明るさも-0.3等星で肉眼でも観察できます。

時節

黄色い蝶キタキチョウは成虫のまま越冬するので春に一番早く見かけます。
残念ながら今年はまだ見ていません。
早咲きの桜は開花まであと少し。
時々冬型の気圧配置で冷えることがありますが、日差しの中は春です。
テーマカラーは中黄(なかき)です。

2025年(令和7年)立春 ~ 「きぼう」はチャンス多し!

七十二候

東風解凍、黄鶯?睆、魚上氷です。

星座~肉眼で挑戦!

少し夜更かしすると「おおぐま座」を構成する北斗七星が天空の中央に来ます。
柄杓にもたとえられる星座の柄の曲線を伸ばしていくと春の大曲線となり、「うしかい座」のアルクトゥールスと「おとめ座」のスピカに辿れます。アルクトゥールスとスピカを三角形の底辺と見なして頂点方向に視線を動かすと「しし座」に至ります。
「しし座」では1等星レグルスが目立ちますが、その手前の2等星デネボラが春の大三角形の頂点の一つです。
春の大曲線や春の大三角形が夜空の真ん中に来る頃、冬のダイヤモンドや冬の大三角形は西の方に追いやられます。
「しし座」のレグルスから辿るなら「こいぬ座」のプロキオン、右回りに「ふたご座」のボルックス、「ぎょしゃ座」のカペラ、「おうし座」のアルデバラン、「オリオン座」のリゲル、「おおいぬ座」のシリウスと容易に見つけられます。「こいぬ座」のプロキオンと「おおいぬ座」のシリウスに「オリオン座」のペテルギウスが冬の大三角形です。
冬の夜空がきれいなのは冷えて空が澄んでいることもありますが、1等星が多いことも挙げられます。
この時期、気になるのが「りゅうこつ座」カノープスです。
シリウスに次いで明るい星ですが南の空低くにあるので明るさを感じられません。シリウスから地平線方向に辿るのですが、開けたところでないと見つけられません。

注目の夜空

「きぼう」はチャンス多し! ~ 愛知県で「きぼう」を観察できるのは、2月4日18時12分に西北西から南南西へ、2月11日5時55分に南から東へ、2月13日5時52分に南西から北東へ、2月14日5時4分に南から東北東へ、2月15日5時51分に西から北北東へ、2月16日5時4分に北から北東へ、です。
短時間だったり低かったりと探せない可能性大の日時はありますが、列挙した日時は視認してからしっかり観察できます。

宵の明星、金星はますます明るさを増し、2月15日に-4.9等級となります。宵の明星は3月まで観察できます。
金星の下に土星があり、「おうし座」には木星、「ふたご座」には火星があります。

時節

暦では春。春さながらに近所では紅梅が満開です。蝋梅(ろうばい)も勝るとも劣らずに咲いています。テーマカラーは蝋梅を連想する深支子(こきくちなし)です。